七羽黒
Haguro Shrine
七羽黒というのは、七つの羽黒神社と云う意味です。七羽黒については諸説あるが、「下館市史」に基づいた「七羽黒」をご紹介します!
羽黒神社は文明時代、下館城初代・水谷勝氏が守り神として創りました。城の四方を守るための砦を気づき、それぞれの砦の守り神として羽黒神社を創ったと云うことです。まずは大町の羽黒神社。下館の羽黒神社の筆頭です。続いて北西・下館中学校下の岡芹の羽黒神社。これも上羽黒と言われ市の重要文化財の絵馬なども残っています。
そして南西・外塚の神明公園の脇にある羽黒神社、南東・下岡崎のジョイフル山新の前にある羽黒神社。そして北東の稲野辺(明治時代に周辺のいくつかの神社をまとめて竹島神社を作り、羽黒神社の神様も一緒に祀られた)
領土を広げ、久下田に城を築き二つの羽黒神社をおく。それが南西の口戸。そして現在は二宮町になりますが北東の大根田。後世の人たちが、これを七羽黒を言って深く信仰し、七つの羽黒神社を回って様々な願い事をしたと言われています。
「七羽黒をご存知ですか」著者:永島正樹
七つの羽黒神社を全部歩いて回って、いろいろな願い事をしてみてはいかがでしょう!
(中宮)下羽黒神社
茨城県筑西市甲26
七羽黒の筆頭として、おなじみの下館中心部に鎮守。羽黒神社の神様は全て七福神の一人である「大黒様」
(天門)上羽黒神社
茨城県筑西市岡芹968-1
下館の下羽黒神社に対して上羽黒神社と呼ばれている。八代目藩主が息子の息災、延命、武運長久を祈願し建立。
(病門)口戸羽黒神社
茨城県筑西市口戸92
七羽黒で一番小さな規模で、周辺を田んぼや畑に囲まれており、見つけるのに一苦労😂自然の中に佇む神社だ
(鬼門)竹島神社
茨城県筑西市稲野辺28-1
竹島小学校のすぐ隣に鎮守する羽黒神社は、現在は竹島神社の名で親しまれている。
(病門)外塚羽黒神社
茨城県筑西市外塚183
昭和55年に区画整理により現在の地に移された。以前は境内が船の形であったことから船羽黒と呼ばれていた。
(風門)下岡崎羽黒神社
ジョイフル山新前
昭和31年に火災で焼失(同年再建)。昔は境内に願掛け石があり、夜半誰にも見られずに持ち上げると願いが叶うと言われていた。
(鬼門)大根田羽黒神社
栃木県真岡市大根田590
昭和33年に台風で倒壊。水谷氏の家臣である上野氏と子孫が代々守り続けていた。平成7年に再建。